政府機関が行うあらゆる公的な情報は開示されるべきだ。特に議会での議事や裁判については、特別な事情がないかぎり動画情報の形で即座に開示されるべきだ。
と同時に文字形式ででも即座に開示するべきだ。その方法は簡単だろう。書記を速記からパソコンへの入力にあらためればいいだけだ。そうなればネットアクセスが可能な者は、チャっトを見るように議事や裁判を即時的に閲覧できるようになる。
これを更に進めれば、例えば裁判についてはチャっトで行うという発想にいたる。発言一つ一つ、検事や弁護士が自分で直接チャっトで入力して裁判をすすめるわけだ。そしてその情報を全てリアルタイムでネットで開示するのがいい。
例えばこうだ。
@ 裁判でのやりとりを発言者本人もしく代筆者がコンピュータに打ち込む。
@ スレッドは論旨に「法的根拠、判例上の根拠」を付与して行う。
@ 反論は「法的根拠、判例上の根拠」がなぜ論旨にむすびつかないのかを示す。(その場合も法的根拠等を併記)
この方式の優れている点は、一般人が裁判の判決原文はもとより過程をも即座に綿密に知ることができるという点だ。
日本であらゆる裁判が行われているが、おうおうに納得のいかない判決は多い。おまけに報道は時に恣意的だ。情報の発信元、伝達者双方に著しい問題点がある。元ネタをより早く正確に誰もが知ることのできるようにするべきだ。
議事及び裁判の完全即時開示&ログ蓄積の制度が行われ、かつ「行政の長や議員に、記者会見をやめさせ議員会見、ネット国民会見を行わさせよ」で筆者が主張している「国民会見制度」が行われた時、過去のいかなる民主制をも凌駕した完璧なネット民主制が確立する。メディアの作り上げる『市民の声』などではなく、真の国民意識にもとずく民主制だ。国民意識からかけはなれた判決、法律、憲法などを一切許さない国民が史上最強の権力を有する完全民主制。
また議会の評決も誰が何に賛同し反対したのかを明瞭に記録する必要がある。そのためにも議員席から電子投票を行うことができるようにするべきだ。
腐った公的媒体の経由による歪曲トリミング誇張所感予断にはもううんざりだ。政治家や裁判所が行う公的活動を我々国民が直接簡単に即座に知ることができるようにするべきだ。