国体創造 - 3 国防に関する提言

3.2 国民推奨項目を設け達成度に応じて減税し、軍人志望者不足及び少子化を解消せよ

[執筆日:H12/8/12]
あなたは28560人目の国体創造者です

 軍人志望者不足及び少子化問題については、兵役、及び女子においては子供の出産を国民推奨項目とし、これを行った国民を税金その他で生涯優遇処置をとることにより解決する。
 優遇処置とは、たとえば以下のようなものだ。

1 ポイント制度による控除

 まず、推奨項目の実行度に応じて各国民にポイントを与える。例えば以下のようなもの。

 女子が子供を一人出産毎:1ポイント加算
 兵役を2年勤める:2ポイント加算
 兵役満了後に職業軍人として勤めると4年毎に:1ポイント加算

 そして、例えば所得税や相続税については、以下のような計算式により控除される。

 所得税=(通常の所得税 ÷ 5) × (5 − ポイント数)

 たとえば、兵役を2年勤め2人出産した女子の場合、4ポイント獲得となる。その結果、所得税は生涯五分の一となる。また死んだ場合の相続税も同様となる。

2 兵役か高額納税かを選べるようにせよ

 兵役や出産を義務とするのではなく、あくまで推奨項目とし、これを果たした国民に優遇処置をとるのだ。もちろん、これらの推奨項目を行った国民の税金を軽くする分、これらに怠慢な国民の税金を上げる。

 つまり、

@ 兵役、出産により国民の義務を果たす。
@ 高額納税により国民の義務を果たす。

 上記いずれかを選べるようにするのだ。自称ヘーワシュギシャも、たっぷり税金を払うことによりヘーワシュギを貫徹できるのでさぞや嬉しかろう。
 この制度を導入すれば兵役につく男子、出産をする女子は間違いなく増える。兵役につきたがる者が増えれば、軍隊採用時により優秀な者を選抜でき、一人あたりの兵力は強化され軍隊はより精悍になる。
 ちなみに男子による出産は体外受精により可能と言われるが、国はこれを優遇する必要はない。第一気持ち悪く、さらに生まれた子供の気持ちを考えると容認できるものではない。
 またこの政策は特に貧者にとって望ましいものだ。貧者は兵役につくことで所得税を減らすことができ、蓄財をし運用し金持ちとなる機会が増える。
 昨今相続税を無くせという声を聞く。それなりに正しい意見だと思う。筆者は単に無くすより国民の責務を果たした者のみ、減らすもしくは無くすべきだと考える。特に祖国のために死ぬかも知れぬ軍人にとっては、こういった相続税減税制度は重要だ。祖国のために死んだあげく、その祖国からごっそり相続税を取られるような有様は悲惨すぎる。
 また子供を産み育てるなどという作業にあたっては、おそるべき量の出費と役務を強いられる。大幅に減税して余りあるものだ。税収の不足は、それに怠慢な国民から搾り取ることで補えばいい。子供を産み育てるという形で新たな納税者社会保険料負担者を作り出すことに貢献した人間と、そういうことに全く怠慢な人間とが同様の税額で同様の社会保障を受けることができるなどというのは悪平等である。

 時折、日本の軍事力充実に反対する連中から「軍備なんか持たなくても、金で解決できるのならそうしておけばいい。」などという意見を聞く。その言や良し。こういう連中には、たっぷり税金を支払ってもらい「金で解決」してもらおうではないか。筆者は「国民全員が『兵役により国民の義務を果たす』という選択をするべき」とは考えない。「高額納税により国民の義務を果たす」という選択をする者がいてもいい。国防には金もまた必要だ。
 「高額納税により国民の義務を果たす」という選択は、その人間にとって実質的に「金で解決」路線が実現した状態といえる。こういう「金で解決」派の需要を満たすためにも、こういうポイント制度は必要だ。

 いずれにせよ、「税金払うのは嫌だし兵役なんかごめんだ。だけど軍隊に守られた平和な国に住ませてもらうし、あらゆる公共施設や公共サービスだって使うよん。」などという発想は、認められない。

 「国民の責務を果たした者を国が優遇する。」

 当然のことである。

余談:同性愛結婚を法的に認めるべきでない(国家に貢献しないのなら国家を頼るな)[執筆日:H13/4/10]

 筆者は別に同性愛者に悪意などない。他人の趣味をとやかく言わない。ただ、同性愛結婚を法的に認めるべきでないと考える。
 結婚にあたってなぜ様々な制度的な優遇があるのか。それは、結婚をするということは、子供を産み育てるということであり、つまりは新たな国家構成員、納税者を作り出し国や社会に貢献する行為だからだ。母子家庭への優遇処置も同様である。しかるに同性愛では子供はできない。よってなんら国家は制度的に優遇する必要は無い。

 「同性愛結婚を認めろ」という同性愛者の主張は、「私は(国家構成員を生み育てるという)国家への貢献をしない。しかし国家からの優遇は受けたい。」と宣言しているの同じことだ。筆者が嫌うのは、まさにこういう発想なのだ。自分自身が(国家構成員を生み育てるなどの)国家への貢献をしている多くの国民から、膨大な利益を受けていることを理解していないのだろう。というか自分の個体そのものがそういう貢献から生まれているのだが。
 そしてこう主張した者は老後になって、他者が(国家構成員を生み育てるなどの)国家への貢献をした結果である若者が支払う社会保険料から福利厚生をぬけぬけと受けるのだろう。
 要するに筆者の主張とは「国家に貢献しないのなら国家に頼るな。」である。

 だいたい同性愛者の結婚を認めるなら他の性的倒錯者の結婚も認めるべきだろう。犬との結婚、馬との結婚、死体との結婚、足や生殖器など人体の特定部位との結婚、電信柱や鉄柱など無機物との結婚、漫画キャラクターなど空想上の人物との結婚、自分自身との結婚、はては時間や空間との結婚などだ。同性愛者と他の性的倒錯者を差別するべきでない。
 異性結婚者と、同性愛者をも含む上記の違いは、「子供を産み育てるという形で国家への貢献があるかどうか。」である。国家制度の良し悪しを論じる重要な観点は、「国家への貢献とそれへの報奨という点でバランスが取れているかどうか。」なのだ。

 そもそも法はなんら同性の同居を禁止しない。したいもの同士勝手に同居すればいいだけの話だ。
 都合のいいときだけお上に頼るべきでない。


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