半島政策における核心は、北鮮崩壊時に、日本が援助することを回避することにある。万一、回避できず援助をしてしまったなら、我が国に恐るべき禍根を残すことになるだろう。
そもそも近隣国が国力をつけることは、我が国にとって害にしかならない。軍事的経済的に。こういう根本的な点を政治家は忘れている。「友好」の言葉遊びに酔いしれて国民の資産や安全を売り渡す点については、記憶以前の本能にまでなっているが。特に反日国家が国力をつけることなど甚大なまでに害だらけだ。
こういう常識をあらためて説かねばならないことに、正直やりきれなさを感じる。
北鮮は遠からず崩壊する。時折、半島が分裂しているほうが日本の国益になるので、そのままにしておくべきなどという意見を聞く。そもそも、北鮮の崩壊について日本がどうこうできるものではない。小手先の米援助をしようが何をしようが北鮮は崩壊する。北鮮国民はこれから外部の情報を更に知る機会が増えるし、それは北鮮崩壊に拍車をかけるだろう。
韓国と北鮮は事あるごとに統一を目指していると喧伝する。建前論もいいところだ。北鮮にしてみれば、統一などしようものなら北朝鮮当局の嘘が一挙に国民にばれる。金正日を始めとして北朝鮮政府関係者はことごとく国民に虐殺されるか、さもなくば亡命を余儀なくされるだろう。韓国にしてみれば、北からの膨大な乞食の群を向かい入れることになる。双方とも統一など何が何でも回避したいことだ。
しかし南北政府関係者の真の期待は裏切られ、北鮮は崩壊し強制統一させられる結果となるだろう。
北鮮崩壊時における日本の対応こそが、半島の未来の明暗を分ける。
日本からの膨大な援助がなされれば、統一国家は旧韓国並の国家として存続できる可能性が高い。しかし、日本が援助をしなかった場合、統一国家は百年以上続く深刻な損傷を受けると筆者は予測する。日本が半島の未来を決めることになる。
崩壊時の顛末とはどんなものか。それは最悪のものだ。韓国人は、北から来る数千万人の乞食の群との職や住居や場合によっては食料の奪い合いをさせられることとなる。北からの住人は、食べられれば満足とばかりに韓国人の半分以下の給料でも喜んで働くだろう。韓国人は、そんな連中と仕事の奪い合いをすることとなる。同じ言語圏であるために言語上の障害もない。ただでさえ不況で苦しむ韓国経済を根底から滅茶苦茶に破壊するだろう。
読者諸氏の中には、援助をすれば朝鮮人は恩義を感じ対日感情は良くなるので援助をするべきという人もあろう。馬鹿げた意見だ。いかなる援助をしても朝鮮人は恩義を感じない。いいかげんに我々は実績を学習する知恵を持つべきだ。
日本が行った金融支援が教科書靖国内政干渉となって返ったという実績。米援助がテポドン不審船となって返ってきたという実績。それ以前に日本が未開国朝鮮を劇的な近代化をさせた戦前について、悪しきざまに教育宣伝しているという実績。朝鮮にはそういう実績しかない。
例え援助をしても、後世になって間違いなく更なるいいがかりを始める。例えばその時の膨大な援助を「朝鮮への侵略的な意図のもとに行った」などと狂った歪曲を始めるだろう。
我が国には国民の資産を毟り取って外国に差し出すことに法悦を感じる政治家や役人が多い。自民党野中などだ。もちろんこういう連中は北鮮が崩壊した時には、声高に税金を差し出す援助の必要性わめきたてるだろう。
他人を哀れみ施すのは楽しいものだ。優越感が満たされる。少なくとも金を受け取る瞬間のみは、韓国側はぺこぺこ感謝する言葉を吐くだろう。そういう言葉を満面に受ける幸せに浸りたくて浸りたくて我慢ができないクズ政治家。
少なくとも金を渡す瞬間は、あたかも「日韓の友好」が進んでいるかのような雰囲気になるだろう。それを「功績」として、内外からべた賞めされる自分を夢想するクズ政治家。
しかも税金を使うわけだから、自分の懐は露程も痛まない。「日韓友好の立役者」と呼ばれる自分を夢見てよだれをたらしつつ、俺達の懐に手を伸ばして金を毟り取って韓国に差し出そうとする。
慈善なら自分の金を使ってやれ。俺達の税金を使って慈善ごっこを楽しもうとするな。
そういうクズが多い中、北への援助をいかにして回避できるか。筆者は、韓国の反日騒動こそが北崩壊時の援助回避に利用できると考える。
まずは、教科書靖国騒動を含むあらゆる内政干渉については、「こういう要求が来ることは残念である。今後は貴国との関係をあらためる必要がある。」と距離をおく根拠とする。また、「戦前に朝鮮半島への膨大な出資が行われた。それが現在の日韓友好を阻害する要因となっている。戦前の反省にたって、韓国への安直な出資は避けねばならない。」と発言する。もちろん靖国は参拝を続け、教科書内政干渉については撥ね付けるどころか、相手教科書の嘘振りを看破しまくる。
これをやれば韓国人は更にヒステリックに反日に陥る。それでいい。そのヒステリーは日本が援助をせずにすむ根拠をうむだろう。何であれ利用できるものは利用したほうがいい。
特に北崩壊時にの対応は重要だ。韓国の大統領が援助くれ外交に来ることになったら(間違いなく来る)、韓国大統領に靖国参拝を強く求めるべきだ。靖国には朝鮮人兵士も眠っている。提案としては全く正しく筋の通ったものだ。そして、この要求をするだけで韓国大統領は日本に来れなくなる。そして援助をせずにすむ。
また総理大臣はこれ見よがしに靖国参拝をし、戦前の半島統治を積極的に評価する発言をすればいい。ただそれだけで韓国は反日騒動を起こす。それにより援助を与えよう、もしくは受け取ろうなどという雰囲気は瓦解する。
韓国の狂的な反日は、日本が韓国に援助を行う限り続く。
結局、韓国人が気に入らないのは、一貫して日本の援助を受け影響を受け続けているという現状そのものに他ならない。日韓併合時代に日本が劇的な朝鮮近代化を行って以来、韓国は一貫して日本の援助漬けだ。
また日本から施され、また施される自分に苛立ち、裏返しにまた日本を憎み、日本を意識し日本と比較し、日本を呪い続ける姿に、人間としての幸せがあるとは思えない。これは日本人はおろか、韓国人にとっても不幸なことだと思う。
この異常な連鎖を断ちきるには、日本が韓国への援助を辞める以外にない。もちろん、それにより韓国は様々な窮地に陥るだろう。しかしいかなる窮地であっても、ひたすら日本を呪い続けるあさましい姿のままであるより、マシだろう。
北鮮崩壊は韓国にとっての試練であると同時にチャンスでもある。日本を意識し日本と比較し、日本を呪い続ける病人から抜け出すチャンスでもある。仮に日本から援助を受けることなしに北鮮崩壊という危機から復興を行うことができたなら、民族の自尊心が満たされ日本からの呪縛が完全に解ける。しかしまた日本の援助を受けてしまったら、自民族が日本の援助無しには何もできない劣等民族だとの思いが更に深まり、その裏返しの逆ギレが更に深刻になるだろう。
もちろん統一国家が現代の韓国程度に復興するなど、十年二十年どころでは無理だろう。しかし、できなくてもいいではないか。
我々日本人は経済豊かさ、近代化や文明の進歩に大きな価値を置く。それはそれでいい。しかし外国も同様の価値観であるべきなどと、思い上がるべきでない。何より敬謙なイスラム教徒であることが最も大切な国。何より自由であることが最も大切な国。韓国のように民族の自尊心が何より大切な国。そういう国があってもいいのである。
そういう相手国の国情を無視して、金に困っているという相手国の足元を見て一時的な優越感を満たすために、援助をばらまこうとする発想が下衆なのだ。韓国の窮地につけこんで金にあかせて民族の自尊心をズタズタにしに来る日本人に、韓国人が反発するのはある意味当然だ。援助した当初は感謝するだろうが、内心また日本に援助を受けるハメになったやりきれなさをたぎらせ、後々になって更なる日本への憎しみに転化するようになるだろう。
我々には考えられないことだが、興味深いことに、韓国人の中には北朝鮮に劣等感を持つ人間もいると言われる。
北朝鮮は、国家樹立後に親日派(つまり日本の技術等を学んだ有能な人間)を粛正し、日本と国交も結ばず援助も受けず極貧国家に落ちぶれた。一方戦後の韓国は、朴政権が実利を取る政策を行った。日本の技術等を学んだ有能な人間を温存し活用し、日本と国交を結び援助を受けた。それにより韓国は近代化をし大幅に豊かになった。
この状態について、「我が国は豊かな暮らしをしたいばかりに、日本に尻尾を振った。北朝鮮は、日本に毅然とした態度を貫き貧しさにあまんじている。」と表現する韓国人もいるらしい。
豊かさ云々より民族の自尊心が大切ということだろう。
我々は認識するべきだ。韓国とは民族の自尊心が何より重要な国だということを。そして援助を施すのは、その自尊心をめちゃくちゃに踏みにじる行為だということを。
日本人が民族の自尊心より経済や文明の進歩や事なかれ主義を重視するからと言って、他民族も同様とは限らないのだ。
要は北崩壊時に日本が援助を我慢できるかどうかである。
北鮮が崩壊すれば、おそらくは支那あたりは韓国への影響力強化を狙って、いくらかの対韓援助を行うだろう。それを受け日本のサヨクメディアあたりは、日本もバスに乗り遅れるなとばかりに対韓援助を煽るだろう。支那ごときには、何千万人もの飢餓国民を救う力など無い。日本が援助するかどうかが、半島の未来を決める。また、支那が援助を行えば、将来の朝鮮人の憎しみは支那に向かう。本来、朝鮮人のおもりは支那の役目だ。やってもらえばいい。
とにかく援助を我慢できるかどうかである。我慢できたのなら、半島を半永久的に三等国家の座に貶めておける。日本は東亜で強大な影響力を保持しつづけられる。
また韓国は民族の自尊心が満たされ反日の呪縛から解き放たれる。
逆に仮に金を施し優越感に浸りたい欲望を我慢できずに援助をしてしまったなら、隣に強大な反日軍事経済国家が誕生することになる。日本の膨大な援助で経済力軍事力を持っておきながら、その援助そのものすら反日宣伝のネタにする狂った国家が生まれる。それは、戦前の日本による朝鮮近代化に匹敵するような禍根となって日本国民の子孫に襲い掛かるだろう。