国体創造 - 2 外交に関する提言

2.3 北朝鮮への食料支援はこのように行え

[執筆日:H12/8/12]

 北朝鮮はひどい飢餓状態にあるという。そのため北朝鮮当局は米援助を頻繁に求める。日本人拉致&テポドン&日本人妻束縛の北朝鮮に与える米などない。と決め付けたいところだが、筆者は以下の形でなら食料支援はかまわないと考える。それは、

「北朝鮮に数十個所程度の救民小屋を建て、直接北朝鮮国民に粥をふるまう。」

 である。それは以下のようなものであるべきだ。

(1)救民小屋には日の丸を立てる

 巨大な日の丸を立て日本からの施しであることを、北朝鮮国民に知らせるべきだ。また、容器にも日の丸を印刷するべきだ。北朝鮮国民にとって、北朝鮮政府よりはるかに頼りになる存在として目に映るだろう。そもそも外国への支援とは、そのように行うべきなのだ。

(2)米ではなく、あくまで粥であること。

 なぜ粥か。粥はほぼ備蓄が不可能だからだ。米は炊いたものであっても干飯にするなど備蓄が可能だ。備蓄とは軍事備蓄にもなりうるということだ。
 また、粥ならより多くの人々にふるまうことができる。

(3)日本人ボランティアが直接救民小屋で炊き出しを行うこと。

 北朝鮮側にやらせると、間違いなく横流しをする。その結果、北朝鮮人の口に入る分量は減る。

(4)名称を「伊藤博文記念食料支援」とする。

 これを機会に、伊藤博文が日朝関係の改善に努力した人間であることを、朝鮮人に承知させねばならない。もちろん、救民小屋にも朝鮮語で大々的にそのような看板を立てる。朝鮮文化の保守に努めつつ朝鮮の近代化をすすめ、朝鮮人暴徒に殺された伊藤博文の業績も記す。
 数年前にあった韓国への金銭的な支援も、このように名づけるべきだった。

(5)救民小屋は自衛隊で警備する。

 数十個所程度の救民小屋では、数千万人ともいわれる飢餓状態にある北朝鮮人の腹を満たすことなどできない。延々と続く行列を待ちきれなくなった連中が、救民小屋への打ち壊しの暴動を起こすことが考えられる。食料を一人占めしたいがため。飢えた人間ほど恐ろしいものはない。自衛隊に警備をしてもらう。
 また万一そのような暴徒が襲ってきた場合における暴徒の射殺を、あらかじめ北朝鮮側に認めさせておく。

(6)ボランティアや自衛官などの治外法権を認めさせる。

 北朝鮮は、国民であれ外国人であれ突如逮捕拉致される社会体制である。絶対にこういうことがないように北朝鮮側を戒めなければならない。万一ボランティアや自衛官を逮捕するなど違反があった場合、即刻ボランティアも食料も引き上げ、自衛隊のみを残し自衛隊が独自捜査を行う旨を通知しておく。
 また日本人ボランティアや自衛官に、北朝鮮国内の自由な移動をも認めさせる。特にスパイ容疑などによる逮捕を北朝鮮側に禁止する。

(7)救民小屋で、拉致された日本人や日本人妻についての情報を公募する。

 有力な情報が寄せられる可能性がある。また、そもそも拉致事件や、日本人妻のそのものを北朝鮮内外に告知できる。

 これらを北朝鮮側に認めさせた上で行うのであるならいい。
 逆に北朝鮮側が拒否したのであるなら、支援をやめればいいだけの話だ。その場合は、「日本政府は北朝鮮に食料支援を呼びかけたのに、北朝鮮側の都合で拒否をされた。」と内外に喧伝できる。それにより、日本人の慈悲深さと、北朝鮮側の国民への無慈悲ぶりが喧伝できる。結局それができればいいのだ。

 こういう形でなら、なぜかまわないのか。

@ 軍事備蓄や軍事増強に直接繋がらないから。
@ 北朝鮮に関する情報を収集できるから。
@ 自衛隊の海外活動の実践経験となりうるから。
@ 北朝鮮当局による戦前の日本との併合時における歴史歪曲宣伝を、ある程度補正できるから。
@ 日本人拉致や日本人妻の消息を調査、もしくは喧伝できるから。
@ さして費用を要さないから。(自衛隊は訓練であっても人件費が必要。米はそもそも古米が余っている。ボランティアは無料。テント施設費と運送費、炊き出しの偽品代金と燃料費程度。)

 といことだ。

 そもそもメシが食えなくて困っているのであるなら施すくらいはしてやりたい。しかし、日本側が馬鹿を見る結果のみに終わる従来のような支援では話にならない。
 従来のような米袋を丸ごと北朝鮮当局に手渡すようなマネは、絶対に行うべきでない。支那へ輸出され、北朝鮮の外貨獲得にのみに役立った。人々の口には入らず。もちろん、その外貨は軍事備品輸入の資金ともなりうる。軍事備蓄米になったという噂もある。

 要するに日本側が得になるように進めていけばいいのだ。


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