国体創造 - 1 平成新憲法私案

1.6 支那北鮮に憲法を送ろう

[執筆日:H14/10/16]

1 支那北鮮には常に崩壊の危険性がある

 北鮮はもちろん支那には常に崩壊の危険性がある。旧ソ連同様の言論弾圧虐殺恐怖政治国家だからだ。インターネットその他の外国からの情報は、これから更に支那の政権をゆさぶり第二第三の天安門事件を引き起こすだろう。
 支那北鮮崩壊後は支那大陸を日米を始めとした国連統治の場とすると良い。

 それにあたっては支那北鮮に憲法が必用だ。我々日本人の手で支那にふさわしい憲法を制定し与えると良い。

2 我々日本人が支那北鮮の憲法を制定することの正当性

 日本による支那北鮮憲法制定は、日本の現憲法を肯定する立場に立った場合何ら問題はない。
 日本の現憲法を守れと騒ぎ立てる勢力は、日本の現憲法制定過程の問題点に着目することを「偏狭なナショナリズム」などと呼称する。「自国の憲法は自国民により造られるべき」という主張は「偏狭なナショナリズム」にあたるらしい。
 仮にそういう前提に立てば、我々日本人が支那に軍事的に進駐し憲法を制定し軍事恫喝をもって憲法を与えることは、何ら間違っていないことになる。仮にそういう行為を問題視する支那人がいれば、それは「偏狭なナショナリズム」の持ち主にあたるはずだ。

 またある種の現憲法護憲論者は、改憲を実質的になしえない憲法を与えその結果「50年以上の実績があること」をもって「現憲法は承認された」と結論づける。こういう導入経緯に問題があっても実績をもって正当化しうるという前提に立つなら、日本による支那憲法制定もまた正当化される。改憲要件に支那国民全員の賛成を前提とする憲法を与え(すなわち改憲を不可能にし)、軍備放棄条項と共に軍隊を駐屯し何十年もの憲法支配の実績をつくればいい。この実績があればある種の現憲法護憲論者の立場からすれば「憲法は承認された」となるはずだ。

 日本人による支那北鮮の憲法制定は、日本の現憲法を肯定する立場に立った場合何ら問題はない。

 共産支那は折に触れ我が国に我が国の憲法を守れと圧力をかける。そこまで我が国の憲法を評価しれくれるわけだから、我が国の憲法を更に先鋭化した憲法を、こちらからも進呈したい。彼らも感謝してくれるはずだ。
 現に社民党国会議員福島氏のように「すばらしい憲法をありがとう」と米国のブッシュ氏に国会で感謝する人間もいるではないか。我々も「すばらしい憲法をありがとう」と感謝される憲法を支那北鮮に与えよう。

3 支那国憲法草案本文

(最初に日本語による原典を記す。その後支那語による訳語を記す。)

前文

 支那に王朝が生まれてから共産党政権にいたるまで、支那では圧制と人権蹂躙を繰り返し、諸国に対しては侵略と虐殺を繰り返した。我々はこういった歴史を鏡とし、これからの時代を築いていかねばならない。これは単に共産党政府の責任ということのみならず、支那国民一人一人が痛切に反省し謝罪するべき事柄だと心に刻まねばならない。
 以下に憲法を制定し、我々支那国民は寛大なる諸国民への感謝と尊敬の心を忘れず、諸外国との平和と共存をめざす。

第1条 主権

 支那国の主権は支那国民にある。ただし主権発動にあたり自国のことのみに専念して他国を無視してはならなず、国際社会の信頼を得るように努めなければならない。

第2条 国際協調

 支那国は平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う国際協調国家である。支那国は以下の条項を高らかに宣言する。

(1)各国との条約遵守を最優先事項として万事にあたる。
(2)諜報活動を行わない。
(3)選挙、各種研究施設、政府機関などへの外国による査察や検証を積極的に受け入れる。
(4)支那が行った戦争及び植民地統治の肯定的な面を語ることは、戦争賛美侵略賛美に他ならない。支那国は戦争や弾圧に関わった人材を慰霊せず賛美せず、反省の糧とする。
(5)教科書や媒体で外国の軍事行動や拉致や内政問題を批判することは、外国への憎しみや悪意を植え付ける差別教育、差別宣伝に他ならない。支那国はこれを行わない。

第3条 平和主義

 支那国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。よって以下の条項を高らかに宣言する。

(1)支那国、支那国民、支那の全ての政党は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、いかなる戦争も武力による威嚇又は武力の行使も、永久にこれを放棄する。国や政党の交戦権を認めない。
(2)前項の目的を達するため、陸海空軍核兵器毒ガス兵器その他のいかなる戦力も保持しない。非核三原則を遵守する。
(3)いかなる武器の輸出をも行わない。
(4)兵役を課さない。

第4条 人権

 支那国は専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会においうて名誉ある地位を築きたいと思う人権国家である。よって以下の条項を高らかに宣言する。

(1)支那国は国内外に暮らす外国人国民を問わず、全ての人々の人権を平等に重んじる。
(2)支那国は外国人の入出国を制限しない。
(4)支那国では、いかなる言論も思想も自由である。ただし外国や異民族への差別や偏見や憎しみを助長する言論はこの限りでない。
(4)支那国は正当な裁判を経ることなしに、いかなる刑罰も行わない。
(5)支那国は外国人や外国政府による人権侵害については、相手国との友好の保持を最優先に考慮しつつ解決にあたる。

第5条 民族自治

 全ての民族には支那国の統治から独立する自由がある。ただし独立後も本憲法を遵守する。

第6条 司法

 支那国は法と秩序を重んじる国際社会において名誉ある地位を占めたいと思う法治国家である。よって以下の条項を高らかに宣言する。

(1)裁判や刑罰の執行にあたって外国による査察と検証を積極的に受け入れる。
(2)外国人の犯罪については、外国政府との友好を最優先事項とし、外国と協調し自国のみで処理をしない。
(3)軍事犯罪については、外国政府に裁定をゆだねる。

第7条 改正

 本憲法は八割以上の支那国民と諸外国の賛同の上で改正される。

4 後書き

 この憲法草案を読者諸氏はどう考えるだろうか。おおまかに以下二つの感想がありえるだろう。

感想1:国家主権を放棄したグロテスクな内容

 本憲法は、日本の現憲法の腐った部分を誇張したものに過ぎない。そして憲法のみならず、現憲法下の日本事体が、実質的にこういう国体となっている。
 我々は我が国が今現在実質的にはこういうグロテスク極まりない憲法、国体となっている事を認識するべきだろう。

感想2:人権、平和、国際協調を記した先進的な内容

 本草案のほとんどがサヨク諸氏が常々主張している内容だ。少なくともサヨク諸氏は絶賛し賛同してくれるはずだ。ぜひこれを崩壊後の支那及び北鮮に採用させるように官民こぞって働きかけていくべきだ。


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