左翼がサヨクにさよく時 - 5 サヨク問題に関する総括(問題点と対策)

5.2.3 内なるサヨクを根絶せよ

 筆者はここにサヨクという醜怪な存在を描写してきた。しかし、サヨクのもつ醜怪さは実は我々の中にも潜んでいる。我々は時に下記のようなことを考える。

* 俺が不本意な状態なのも、俺の努力不足でなく全部あいつ(他人)のせいだ。(責任転嫁)
* 自分がやるのは面倒だ。他人を茶化して暮らそう。(安直への逃避)
* 肉食しながら動物愛護を説こう。(論理的思考の放棄)
* 自分が自分の家族や隣人に親切かどうかを省みず、どこかかなたにいる人間の人権や平和を大切にしよう。(身近な事柄の切り捨て)
* 結果を考えない抽象論をさえずろう。さえずった結果の責任なんかとらないぞ。(無責任な放言、抽象論の逃避)
* 自分自身の問題点を省みず、他人の問題点をがなりたてよう。(他人に厳しく自分に寛大)
* 新興宗教や思想組織に加入して、その組織に盲従しよう。考えるのはやめよう。(異形への敬い)
* (祖先などへの)イジメやつるし上げを楽しむ自分の下劣さを省みるのはやめよう。やりたいことをするぞ。(サディズムの正当化)
* 本当に正しいことなんて解らない。殺しだって盗みだって時にはいいかもね。(教養の欠如からうまれる価値判断能力欠如)
* 自分がいかに祖先や他人様に世話になっているかを考えるのはやめよう。(思い上がり)
* 被害者の仮面をかぶって、自分のエゴを通そう。(偽善)
* 加害者の人権を大切にしよう。被害者はさらし者にして人権侵害しまくろう。(倒錯人権論)
* 人殺しや強盗を礼賛しよう。なんか、かっこいいじゃん。それにより被害者がどんなに傷つくかなんて考えないぞ。(圧倒的無神経)

* 俺は正義だ。他人の悪をやっつけるぞ。だけど自分が悪者である可能性については考えないぞ。(サヨク)

 こういった卑劣さは、サヨクに限らずごく普通の人間の中にもありうる卑劣さである。
 筆者は立花隆をもじり これらを内なるサヨクと呼称する。我々は我々の中に巣食う内なるサヨクを根絶する必要があるのだ。


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