左翼がサヨクにさよく時 - サヨクの主張を検証

「南京大虐殺」を盲信するサヨクにある、「殺される側の論理」の圧倒的な欠如

[病理:反日プロパ]

 「南京大虐殺」が多くの人々に知られるきっかけとなったのは、朝日記者本多勝一氏が朝日新聞に連載した「中国への旅」である。
 支那政府が「南京大虐殺」を朝日記者本多氏にリークし、朝日に「中国への旅」を連載した時期は、朝日が文革支那政府の子飼い状況にあった時期である。朝日が、唯一の支那特派員をもつ立場を保持するため、文化大革命という虐殺恐怖政治下の支那政府を賛美し、支那政府の政治宣伝を丸ごと紙面で宣伝し、おべんちゃらに終始した時期なのだ。(参考:朝日新聞報道年表)

 この文化大革命時代の支那政府の恐ろしさは現在の北朝鮮よりさらにひどいと思えば良い。毛沢東率いる支那政府当局は、支那全土において数千万人以上の人間を虐殺した。空前絶後の恐怖政治の時代だったのだ。 (筆者が昔住んでいた場所の近くにあった支那料理屋の主人も、叔父を殺されたと語っていた。)

 サヨクは、この恐怖政治下における「民衆の証言」なるものを盲信する。馬鹿ではないか。「南京大虐殺」を疑問視するなど、政府見解と異なる意見を言えば即座に殺される社会体制に暮らす人々の恐怖や苦しみへの共感が全く無い。「殺される側の論理」を全く理解できないわけだ。
 と決め付けたいところだが、「南京大虐殺」を信じたサヨクのほとんどが、南京大虐殺に関する「民衆の証言」なるものが文化大革命という恐怖政治の下でリークされたものであることを知らない。いや、知らされない。サヨクマスコミの巧妙な宣伝により。つまり馬鹿ではなく無知に追い込まれているだけと言うほうが正しいかも知れない。

 人間は生きるためなら、俳優だろうが演技者だろうが何にでもなる。たとえば現在の北朝鮮で金正日について問うと全員が口をそろえて「金正日様のすばらしさ」を演じるだろう。こういった社会体制に暮らす人々の「証言」を聞いて「ううむ、金正日って素晴らしい人なんだなあ。」「南京でそんなひどい大虐殺があったのかあ。」と納得するようでは、ほとんど馬鹿である。
 恐怖政治下においては、当局に知られる可能性のある状況下での政治的な事柄に関する「民衆の証言」など全く信憑性が無いのだ。恐怖政治が終了し、恐怖と洗脳が解け、言論の自由が保証された社会になってようやく政治的な事柄に関する「証言」にある程度の信憑性が生じる。

 文革支那政府が「南京大虐殺」を流布した目的は、文化大革命という本当の大虐殺を誤魔化すためでもある。つまり、「南京大虐殺」を宣伝したり盲信したりするサヨクは、文化大革命という本当の大虐殺隠蔽に加担しているわけだ。
 「南京大虐殺」を徹底して喧伝する文革支那政府の監視下にある人々が、外国人記者に発する「南京大虐殺」に関する「証言」を盲信するサヨク。恐怖政治に苦しむ人々への共感が全く無いから、単純に盲信できる。「殺される側の論理」が全くない。
 とはいえこれはある意味無理のないことだ。日本史上そんな社会体制は存在しないからだ。筆者もまた産まれも育ちも自由主義国家日本であり、その恐ろしさを実感としては理解できない。
 自らの絶望的な苦痛すら表明できない陰惨な社会体制。これが社会主義体制であり真の言論弾圧なのだ。

 サヨクなど「南京大虐殺」捏造加担者は、社会主義体制で虐殺される人々に対し往々に圧倒的に冷酷だ。「殺される側の論理」を少しぐらいわかって欲しいものだ。