左翼がサヨクにさよく時 - サヨクが生まれた経緯

映画「プライド・運命の瞬間」について

[病理:戦前罵倒]
あなたは2263人目のサヨクマニアです

 アメリカなど戦勝国が大東亜戦争後に、日本側指導部吊し上げのために行ったという東京裁判。主に、その裁判でA級戦犯と烙印を押され絞首刑にされた内閣総理大臣東条英樹という人間に焦点をあてた映画「プライド・運命の瞬間」を見た。
 筆者には流行っているモノには静観するという気質があるため、上映時は観なかった。最近(平成十一年九月)になってようやくビデオ屋で借りて観た。
 上映にあたって支那政府やその走狗となったサヨクがさんざん嫌がらせをしていたことから、なんらかのプロパカンダ臭があるものかと思っていた。観てみると、プロパカンダうんぬんという映画でない。内閣総理大臣東条英樹という人間の苦悩や葛藤など人物像に焦点をあてた内容だった。

 観てみると、とにかく大東亜戦争を戦った指導部から兵士に至るまで、当時の日本人が高潔であったということを実感する。日本の指導部を吊し上げて死刑を宣告するための長い茶番の裁判。その数年にわたる裁判の間、戦犯と烙印を押された人々は全く取り乱さない。自らが死ぬことが確定している中、我々子孫に禍根を残さないために堂々と主張する。とにかくかっこいい。
 日本の指導者はワルモノだという占領軍による宣伝。言論統制下にある日本国民はそれを信じており、東条に味方しない。そんな中、自分自身への何の見返りもないのに、占領国側のみならず日本国民からも罵声を浴びながらただひとり祖国日本のために東京裁判で戦う。

 我々の祖先はあまりに高潔だった。サムライである。その子孫である我々はここまで高潔になれるか?彼らの十分の一程度でも。

 敗戦後の風景や裁判所などの映像が実にリアリティのある仕上がりになっている。東条英樹役やその妻役、戦勝国側判事役その他脇役に至るまで全ての役者の演技もいい。音楽も壮大で美しい。
 日本でここまで優れた映画を作れるとは。日本人としてのプライドが沸いてくる内容だ。