最近、サヨクメディアは米軍によるイラク攻撃に反対するキャンペーンを張っている。海外のイラク攻撃反対デモを頻繁にとりあげ、それ以外にも日本国内での一部「市民団体」による数人〜数十人程度の超マイナーデモを過大に取り上げる。米軍攻撃も始まらぬうちにイラクからそそくさと逃亡した「人間の盾」なる観光団体の紹介など。
ただ、イラクへの攻撃に反対する連中は、なぜかしらかつての米軍による対日攻撃と占領の問題性につて豚のように思考停止する連中でもある。
あいもかわらぬダブスタだ。
戦後体制(現憲法の軍備放棄条項や『戦後民主主義}』)は、米軍による対日攻撃によりもたらされたものだ。これを賛美の対象とした瞬間に、米軍によるイラク攻撃は正当化される。
米軍がもたらした戦後体制の問題点に着目する者のみに、イラク攻撃を批判する資格があるのだ。
ブッシュ大統領は演説で、アメリカ占領軍が日本やドイツに民主主義をもたらしたかのような前提に立った言い草をし、イラク攻撃の必要性を訴えた。イラクも日本同様に「民主化」するべきという論旨だろう。 要約すれば以下のような論法。
前提1:日本(とドイツ)は戦前、非民主的な社会体制だった。
前提2:アメリカがこれらの国に軍事侵攻し民主主義をもたらした。
結論:アメリカは同様にイラクにも侵攻し民主主義をもたらすべきだ。
前提1および2を正しいと仮定した場合、この論法は説得力がある。
ブッシュ氏が直接このように主張したわけではないが、指し示すところはこうだろう。
そして言うまでもなく日本のサヨクは前提1および2を肯定する立場にある。特に前提1については、折に触れ何度も何度も針の飛んだレコードのように繰り返す。 「サヨクとは何か」を一言で表現するなら「戦前罵倒と戦後体制(現憲法の軍備放棄条項や『戦後民主主義}』)への盲目的賛美を繰り返す輩」と断じることもできる。
社民党福島氏は日本の国会を訪れた米大統領ブッシュ氏に「平和憲法をありがとう」と礼を言っていた。原爆を落とし大規模な空襲を行い膨大な民間人虐殺を行い、ポツダム宣言に違反して政権を盗みしインチキ見せしめ裁判で千人もの日本人を更に虐殺し憲法を投下するなどという基本的な国法立法権すら侵害した相手国代表に「ありがとう」。異常極まりない。
言われたブッシュ氏の立場に立つと、前提1、2の妄想に更に確信を深めのめりこんだとしても無理のないことだ。なにしろやられた側が「ありがとう」と言っているのだ。
「確かに戦争を行えば被害が出る。しかし戦争後に占領し徹底して洗脳を行い『民主主義』を与えたと刷りこめば、後に現地国民は『ありがとう』と言うようになるだろう。」とブッシュ氏が考えるようになったとしても無理のないことだ。虐殺統治を行ったマッカーサーに随喜を涙を流し、憲法制定権すら侵害されながら『ありがとう』と吐く日本(のサヨク)という実例があるからだ。
もちろん本来は前提1、2は間違いだ。そもそも日本は戦前から民主国家であり、「米国が民主主義をもたらした」はサヨクとブッシュ氏の共同妄想に過ぎない。
ただ間違いなく言えることは、ブッシュ&サヨクの「米国が民主主義をもたらした」や「戦前は暗黒時代」という前提は、米軍によるイラク攻撃の必然性正当性を示す根拠となるということだ。
更に言えば米軍によるイラク攻撃反対を言う資格があるのは、日本人に限って言えば、米軍による日本攻撃及びその結果である戦後の占領体制の問題点に着目する者のみなのだ。
戦後の占領体制(現憲法等)を賛美すれば賛美した分だけ、米軍によるイラク攻撃は正当化されることをサヨク諸氏は認識するべきだろう。現にブッシュ氏がその論法でイラク攻撃を正当化しているという事実をも。などと一応書いたがサヨクは単に思考停止して、「対イラク戦争反対」、「対日戦争の結果である現体制賛美」を今後も繰り返すだろう。それがサヨクがサヨクたるゆえんだ。
とにかく今後も米軍にあちこちに軍事侵攻してもらいたのなら、「米国が民主主義をもたらした」や「戦前は暗黒時代」を繰り返すことだ。そうすれば米国はますます「民主主義をもたらすため」「平和憲法をもたらすため」の確信を深めて方々の国に軍事侵攻をするようになるだろう。
筆者は「米国が民主主義をもたらした」「戦前は暗黒時代」を連呼するサヨク諸氏に対して、イラク攻撃をもたらした最大功労賞の勲章を授与したい。