左翼がサヨクにさよく時 - サヨクの主張を検証

支那との安直な「友好関係」は、旧西側先進諸国からの猜疑を生み、日本を孤立させる

[執筆日:H14/06/01][病理:支那奴隷根性]

 支那からの日本への内政干渉を受け入れず拒絶するべきだという主張を、サヨクは「アジアから孤立する」などという言葉で懸命に否定する。「歴史の反省に立ってこそ日本はアジアで受け入れられる」という思い上がりまくったセリフを高飛車に吐く侵略虐殺国家、共産支那と一緒になって。サヨクによると、支那の機嫌を損ねると日本は「国際社会」「アジア諸国」なるものから孤立するらしい。

 実は全く逆である。支那との蜜月関係は、人権や自由を尊ぶ旧西側先進国やその国民からの猜疑を生み出している。
 イギリス人の中には、日本を共産主義国家と誤解している者がいるという。ある意味、無理のない話だ。欧米でさんざん問題視されている支那での人権問題について日本政府が積極的に問題視し提言しているなどということを、日本人である筆者ですら聞いたことがない。泣き叫ぶ北朝鮮人を拉致していく人権意識ゼロ丸だし支那武装警官の帽子を拾ってやる不気味な姿しか見えない。しかも自国領事館に侵入されておきながらである。

 はっきり言うが、支那なんかより欧米との関係のほうが比較にならないほど大切だ。軍事力経済力など国力や、国際的影響力において、支那と欧米諸国は比較にもならない。欧米諸国の国力からすれば、支那の国力などカスみたいなものだ。
 そもそも大東亜戦争の敗因は軍事国家米国を相手にしたことにある。支那では日本軍は連戦連勝だった。

 日本人の姿形は、少なくとも黒人白人から見れば支那人と似ている。そういうところでもって、支那のような社会体制の国と必要以上に付き合うと、社会体制まで同じだと十羽ひとからげに総括されてしまう。
 既に支那の人権問題を看過しているだけで、欧米諸国からは日本の人権感覚はほとんどゼロだと思われているのだ。

 日本にとってまず重要なのは、対米関係や対欧関係、産油国である対中東、そして印度や台湾との関係である。今更言うまでもないことだが。
 既に支那は悪の枢軸北朝鮮の仲間、もしくはその枢軸そのものだと思われている。日本が、悪の枢軸北朝鮮の仲間の仲間などという印象を持たれれば、日本どころか東アジア全土に恐るべき不利益を生む。大統領吊るし上げ裁判の韓国の異常性や、日本外務省による拉致武装警官の帽子拾いの不気味さとあいまって、東アジア全土が非民主的な人権弾圧地域であるとか、共産主義地域だと思われてしまう。
 そうなれば、欧米の連中が再び東アジアに「非民主的な社会体制からの解放」に向かいかねない。米軍がタリバンへの空爆と進駐をしているのは、20世紀中頃の話ではない。ごく最近の話なのだ。日本がタリバン扱いされれば、まさにこうなるのだ。
 もちろん欧米の政府筋がすぐにそういう認識をすることはないだろう。ただ、恐ろしいのは欧米の一般国民の認識である。一旦誤解されればそれを解くのは至難の業だ。欧州あたりの一般国民にとっては、支那と韓国と日本の違いなどほとんどわからない。そして民主国家であるかぎり、政府筋も国民意識からの乖離は困難なのだ。

 日本が支那のような独裁共産主義国家もしくはその仲間と欧米諸国から思われることは、絶対に避ける必要がある。

 と同時に、支那との蜜月関係は、台湾やインドのようなアジア諸国の中でも比較的民主的な政治体制の国、あるい支那からの侵略と暴虐に苦しめられてきた国々との乖離を生む。支那のような社会体制の国と関係をもちつづければ、侵略者の仲間だと思われてしまう。日本は「アジア諸国」からすら孤立してしまう。

 朱に交わればアカくなる。少なくともアカに金を流している現状では、自分自身はアカくないと主張しても他人はそう見ない。中でも支那へのODAは、支那による侵略と虐殺と人権侵害への加担者と思われかねない愚行である。

 支那からの内政干渉を受け入れないと「アジアから孤立する」などというのはまったくの間違いだ。支那からの内政干渉などを嬉々として受け入れるようなマネをしていると、「アジアから孤立」どころか「西側先進諸国」から孤立してしまいかねないのだ。