平成十三年五月十五日の予算委員会で社民党辻元氏が質問に立ち、その中で集団的自衛権を認めることをベトナム戦争に参加することと同一視していた。毎度のこととはいえ、サヨク政党社民党のボケ論理たるや話にならない。
要するにサヨクの集団的自衛権ハンタイのプロパとは、
「『集団的自衛権』を認めると、自衛隊がアメリカの手先となって日本の安全保障と直接無関係な外国でセンソーをさせられるううう。」
というもの。これの根拠として社民党辻元氏は、「『集団的自衛権』の名のもとに韓国軍がベトナム戦争に参加している。よって『集団的自衛権』を認めるとベトナム戦争のような戦争に参加することになるだろう。」という主旨を主張している。辻元清美強姦騒動から時がたつのに、いまだに頭に変なモノが巣食っている。
言葉とは様々な用いかたがされる。特に政策を表す言葉は。社民党辻元氏(というかサヨク一般)の頭の中にある「集団的自衛権」とは、「日本の安全保障と直接無関係な外国に出向いてセンソーをできるようにすること」という解釈なのだろう。むろん小泉総理の考えは異なる。異なるという主旨は幾度となく答弁しており、明らかだ。
辻元氏は、勝手に相手の主張の言葉の意味を作り上げ、勝手に反対し勝手に大騒動している。
「集団的自衛権」なるものは人によって様々に解釈される。例えば以下のように。
1:日本の安全保障と深く関わる関わらないを問わずある国が侵略を受けた時、現地国の要請に応じて現地国軍に協力する。ベトナム戦争などの時に派兵するケースだ。
2:上記のケースで「後方支援」を行う。
3:日本の安全保障に比較的関わる国が侵略を受けた時、現地国の要請に応じて現地国軍に協力する。日本にとって重要な中東産油国クエートのイラクによる侵略を受けたとき、クエート軍に協力するケース。
4:上記のケースで「後方支援」を行う。
5:日本の安全保障と深く関わる国が侵略を受けた時、現地国の要請に応じて現地国軍に協力する。ようするに台湾や韓国が支那や北朝鮮の侵略を受けたとき、米軍とともに台湾軍、韓国軍に協力する。
6:上記のケースで「後方支援」を行う。
7:軍事的な同盟国が直接侵略を受けた時、現地国の要請に応じて現地国軍に協力する。ようするにアメリカが本土侵略を受けたとき、米軍に協力する。
8:日本の安全保障と深く関わる国が侵略を受けた時は放置する。日本国国土に直接侵略があった時のみ軍事行動をする。
8は別にして、「集団的自衛権」には簡単に上げただけでも以上の想定がある。おそらくは上記以上に別方面から見た複雑で多様な定義もあるに違いない。領海領空をからめた複雑な定義が。辻元氏は勝手に1:だと想定し、小泉総理もそうだと思い込み(というか、そうだとでっち上げ)、勝手に反対し勝手に大騒ぎをしているわけだ。
サヨク 「『集団的自衛権』を認めると、アメリカが自衛隊をベトナム戦争みたいな戦争に行かさせるううう。」
という、集団的自衛権ハンタイサヨクのアジテート。ある種、意図的に人々を誤解させるプロパカンダをする、底なしに卑劣な有様。ようするにこれが社民党なのだ。
ちなみに筆者個人は小泉首相と異なり上記1〜8全てを行えるようにするべきだと考えている。憲法上法律上全ての軍事行動を可能にし、その時の状況を見て最も国益にかなった判断をしていくのが望ましい。無意味な拘束をやめるべきだと考えている。
ただ軍事戦略上の具体的な想定としては、3〜8が妥当だろう。